- 作者: 結城浩,日坂水柯
- 出版社/メーカー: KADOKAWA(メディアファクトリー)
- 発売日: 2008/11/22
- メディア: コミック
- 購入: 28人 クリック: 350回
- この商品を含むブログ (189件) を見る
筆で描かれているのも新鮮。
原作は結城浩の「数学ガール」です。普通に書店の理数系の本棚に並んでました。
そっちのほうは読めそうで読めなくて理系として泣きそうになった思い出も。
反面、こちらの漫画版は作画の日坂さんが後書きでもちょこっと書いているように数学そのものよりは登場人物の恋愛にやや重きをおいている模様。
高校レベルの数学の知識で十分理解できる話ながらも、よく使う定理のちょっとだけ深いところまで踏み込んでいたりして、ああ、数学できる人たちの頭はこうなってんだな…ってのがわかる。理学部にも数学がとてもよくできる人が沢山いるのだろう。なんとなく申し訳ない気持ちが湧いてくる。
数字の話が続いてたり上下巻しかないのもあって実質的な内容は薄い感じ。
というか内容なんてない。恋愛漫画としても薄い。
でも数学に対する見方が60度くらい変わった。少なくとも受験生時代の僕は。
数学がとても好き、得意という人より今まで敬遠してた人あたりにオススメしたい。
多少なりとも数学が好きになれるはず。
(やまだゆ)