名大SF研記録ブログ

名古屋大学SF・ミステリ・幻想小説研究会

むかし僕が死んだ家(東野圭吾)

むかし僕が死んだ家 (講談社文庫)

むかし僕が死んだ家 (講談社文庫)

なんとなく部室の東野圭吾を最近読んでいる。
ダイヤモンドエイジは全然進まない。嗚呼…orz

あらすじは

「あたしには幼い頃の思い出が全然ないの」。7年前に別れた恋人・沙也加の記憶を取り戻すため、私は彼女と「幻の家」を訪れた。それは、めったに人が来ることのない山の中にひっそりと立つ異国調の白い小さな家だった。そこで二人を待ちうける恐るべき真実とは…。(「BOOK」データベースより)

自分はミステリーとか読んでも「ここがこういう謎で…」とか「あーこれはあれだな」とかあんま考えながら読んでない。
たぶん頭使わないで読んでるような人なのですが。

まぁ話の導入は好き。
さくさく読めるお手ごろ感も良い。
後半になって前半の伏線が回収されていく様も面白い。
ただ、結末がこんなんかよー!という感じが残念。
なんとなくオチが『白夜行』と似ている気がして、この人こんなんばっかかよorzと東野圭吾の本を2冊しか読んでいないのに思っていたりする。

ひとつ気になる点といえば、沙也加は小学生に上がる前の記憶がなくて、家にある写真も小学校の入学式のはずなのに途中で沙也加の父親と沙也加が写っている写真は小学生に上がる前とか言っている。
主人公が「この写真には松がない」「小学校にあがった記念に植えたのだろう」とか言われて私はよくわからなくなった。

話の流れは好きだったのにな〜

(あずま)