名大SF研記録ブログ

名古屋大学SF・ミステリ・幻想小説研究会

バオー来訪者

バオー来訪者OVAがあるとは知りませんでしたが、部室に行ったらなんか上映されてました。折角なので見てみたり。と言っても終盤の三分の一くらいだけですが。原作は一応読んだもののあんまり覚えていなかったので、懐かしい感じです。多分けっこう原作に忠実でした。比較対象はジョジョ一部。あれは辛かった。わざわざ市外の映画館まで見に行ったのに。
大変面白かったです。うん。少し昔の作品でしたが、良く動いていたし。動く時の効果音とかいちいちカッコいいですね。「シュタッ」とか「ズギャッ」とかそういうの。なんか突然そう思った。ラスボス的扱いであるウォーケンとの闘いも、緊張感とスピード感があったと思います。原作はもう少し気違いじみてて、良く覚えてないけど本当に恐怖だった覚えがありますが。
バオーの必殺技名、作内では現象という扱いになっていましたが、それがセリフではなく字幕で出るだけというのが少し残念でした。バオーは喋られない設定なのです。バオー・シューティングビースス・スティンガー・フェノメノンとか、バオー・リスキニハーデン・セイバー・フェノメノンとか、叫んでくれたら熱かったのに。名前が凄く長いので、読み終わる前に字幕が消えてしまうのも問題でしょう。ただ、ネタバレですけど、最終局面で悪役組織のボスのおっさんが超ノリノリで「バオー!ブレイク・ダーク・サンダー!」とか叫んだのには一同吹き出しました。お前が言うのかよ。そして直後に死亡。あなたの生き様は素晴らしいと思います。(條電)