名大SF研記録ブログ

名古屋大学SF・ミステリ・幻想小説研究会

『烏有此譚』(円城塔)

烏有此譚

烏有此譚

コメントしづらい作品だった。出だしでは『太陽の塔』的な感じ。途中ではびっくりするほど迷走して、結局どこにもたどり着かない。何も考えなければアッサリと読み終わってなにも残らないとおもう。考えても残らないかも。物理的な読みづらさは厚さのわりに一級品で、注釈小説は電子媒体で読みたいなぁと思った。