ドリフターズ（平野 耕太）

ドリフターズ 1 (ヤングキングコミックス)

『ヘルシング』のヒラコーが描く異世界歴史ファンタジー。エルフとかオークなどのゲームでお馴染みの種族が暮らす世界に様々な時間・場所の歴史上の人物が「漂流者」・「廃棄物」として登場し、暴れまわる。主人公は「漂流者」島津豊久で「首おいてけ」ばかり言っているキチガイで通称「妖怪：首おいてけ」。「漂流者」と「廃棄物」の違いは、前者が善で後者が悪という感じらしい。
　ストーリーは「黒王」が「廃棄物」やオークなどの化け物を従えて人間を滅ぼそうというのを「漂流者」たちが止めるらしい。物語の本質に関わるキャラとしては「紫」と「EASY」がいて、「紫」が漂流者を送り、「EASY」が「廃棄物」を送り込んでいるということなので二人がチェスをしているような印象を受ける。「EASY」がどう見てもアーカード（ロリ）にしか見えません。
　今回の連載はテンポがよさそうな感じがして、あまり長期連載にはならないような気がする。それといつも通りのことだが、カバー裏・作者紹介・あとがきなどは『ヘルシング』のころと変わらずふざけており、安心のヒラコークオリティである。(toshi)