名大SF研記録ブログ

名古屋大学SF・ミステリ・幻想小説研究会

「ナノテクが街にやってきた」読書会

・SFというよりなんか説話っぽい。人物や状況を極端に描いている。
・特に町長バカすぎ。
・→選挙があるからネ。
・ガジェットがナノテクだからSFなんじゃなくて、変異する社会を描いているからSF。
・だから、この話がナノテクじゃなくて魔法とかでもSFなんだよね。
・世界が二つに別れたというより、弱者がより集まってコミュを作っているにすぎない印象。
・しかしガジェットがナノテクである必要性はある。身近さとか現実感の演出。
・60年代、70年代のSFっぽい。60年代だったら「物質製造機」なだけ。
という感じでした。「SFとは何か」みたいな論議になりかけましたが、結局ならずに終わりましたね。
(條電)