- 作者: フィリップ・K.ディック,Philip K. Dick,浅倉久志
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2005/11/01
- メディア: 文庫
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謎の麻薬、物質D(デス)の蔓延するアメリカ。覆面麻薬捜査官ロバート・アークター(フレッド)は、捜査のため麻薬中毒者のグループと生活していた。ある日フレッドは上司から命令を受ける、「家に盗視聴機を仕掛け、ロバート・アークターを監視せよ」と。
作者は「アンドロ羊」で皆さんご存じのフィリップ・K・ディック。この作品、相当人気だったようで映画化されていました。しかもキアヌ・リーブス主演で。
舞台は近未来っぽいですが、この話はなんだかとても現実的だと思いました。テーマはドラッグだし登場する未来ガジェットも少なくて出番あまりないし。本当にありそうな話だと思ったらあとがき読んで納得しました。
この話はとても悲惨な話です。作者もあとがきで「この小説は、自分の行ないのためにあまりにも厳しく罰せられた人々についてのものだ。」と語っています。この話に救いはありません。幸せになった人はいません。その反対はたくさんいます。
ドラッグ小説というのは読んだ人に何を伝えるのでしょうか。僕はドラッグなんてやりたくないと思いました。読む人の環境が違えばその反対のことを思うこともあるのでしょうか。
金曜学校なくてダラダラしてたら更新忘れてました。すみません。(ワタナベ)