- 作者: 朝松健,中北晃二
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 1998/09
- メディア: 文庫
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舞台は『弧の増殖』と同じ千葉県としつつも、あちらは都市伝説をモチーフにし狭い世界を舞台としていたのに対し、こちらは巨大ロボットに搭乗し世界制服を企む悪の秘密結社と戦うなどずいぶんおおげさな話になっている。
「古のもの」が作った最終兵器である巨大ロボット「ネクロノーム」。とある事故で5機の「ネクロノーム」のパイロットとなる運命を担わされた5人の少年少女。王道的なロボットもののストーリーにクトゥルフの設定を嵌め込み、どちらも両立させたこの作品は当時としてはかなり冒険した作品だろう。後に与えた影響を考えても、クトゥルフファンなら読んでおきたい。