- 作者: ブラムストーカー,Bram Stoker,平井呈一
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1971/04/18
- メディア: 文庫
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小説を読む前にビデオでノスフェラトゥを見たのでなんとなく筋書きは覚えていたがそれでも楽しめました。独特の日記形式の語りが多いのはメリットでもありデメリットでもあると思う。慣れたら平気だけど。
内容を簡単に説明するとトランシルヴァニアの伯爵がロンドンに来てちょっと調子に乗っていたら反撃されて追い返されてしかもロンドンを出ても追い回されるといったような感じです。本当の内容はこんなではなくてもっと重たい感じになっているので安心してください。
ドラキュラといえばバスタードのダイ・アモンや古橋 秀之のブラ〜シリーズにでてくるような三枚目的なキャラのイメージしかなかったがこの本のドラキュラ伯爵はちゃんと威厳があるように描かれています(キレるのは結構早いけど…)まあ、正統派のドラキュラと言っていいんじゃないでしょうか。ニンニクと十字架(とゆうか聖なるもの)に弱いのはご愛嬌といった感じです。
少しホラーっぽいですがあまり人がバタバタ死ぬわけではないのでそんなに怖くはないです。どちらかというとサスペンスの部類に入るのかな。読んで損はないのでお勧めです。
(井出)