ハイゼア! テスト週間らしく更新がトドコーリがちなブログを眺めていたらなんかゲージが溜まったので担当ジャックしてみる! ちうてもまー読書会のお知らせ的なのなのでご容赦いただきたく!
日時・場所
三月中旬らへんの土日(3/7あたりかなー)、部室か学生会館。本決まりしたらまた連絡します。
取り上げる作品
WATCHMEN ウォッチメン(ケース付) (ShoPro Books)
- 作者: アラン・ムーア,デイブ・ギボンズ,石川裕人,秋友克也,沖恭一郎,海法紀光
- 出版社/メーカー: 小学館集英社プロダクション
- 発売日: 2009/02/28
- メディア: 単行本
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作者(アラン・ムーア)解説:
いわゆるアメコミは完全に分業体制が敷かれていて、絵を書く人と話を作る人に完璧に分かれているわけですが、後者のなかで一番有名なのが、本書『ウォッチメン』のアラン・ムーアです。彼の逸話についてはいろいろ面白いものがあるので、読書会では経歴と一緒にアレしたいですね!!
作品解説
昔の仲間の死の真相を探るハードボイルドミステリだよ!
といっても作品の舞台である1985年のアメリカは実際とかなり異なってて。まずアメリカが世界でただ一人の超強い超能力者Dr.マンハッタンを保有してて、ベトナム戦争にも勝ってしまったおかげで、ソ連に大分フラストレーションがたまってる状態ですね。
もうひとつ、マントやらマスクやらイカした格好をした人たちが犯罪者たちをボコ殴りにしていた世界でもあります。もっとも作品内の1985年ではそのような行為は禁止されてしまったのですが。主人公とその「昔の仲間」というのも実はこれのこと。そんで主人公ロールシャッハがかつての仲間たちに「ひょっとしたら俺達は狙われているんじゃねーか」と警告したりするうち、巨大な陰謀に直面せざるを得なくなるという感じです!!
歴史SF的でもあり、現にヒューゴー賞特別部門を受賞していたり。
なんか高価いけど部室にあるので借りるが吉。例によって買いたいなーという人は買えばいいと思います。
参考的なもの(だいたい部室にあります)
- 翻訳されたアラン・ムーア作品。(『Vフォー・ヴェンデッタ』『フロム・ヘル』『リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン』『バットマン:キリング・ジョーク』『TOP10』な順で読むのがいいのかなー。スポーン系は別にいいや)
- 映画版(差異とかについてもアレしたいですね!!)
- 本作と並びアメコミのマイルストーンと呼ばれる『バットマン:ダークナイト・リターンズ』、ついでに『バットマン:イヤーワン』
- 登場人物の一人が持っている特異な時間感覚をつかむため、『スローターハウス5』(カート・ヴォネガット・ジュニア)または「あなたの人生の物語」(テッド・チャン)(同名短編集収録)
- アメコミの歴史をとらえるため、漫画で読むアメコミの歴史(アメコミくえすとさん)
そして入試手続きももう終わった頃だし、SF研気になるなーって人はぜひ見に来るべきですね、学外の人でもウェルカムなんよ(時間場所決まってないけど)! ビラで宣伝する……そういうのもあるのか! なんか分かんねーなーってコトがあったらhyperborea[at]hotmail.co.jpとかここのコメント欄へどーぞ。
(gern)