- 作者: 宮川輝
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/09/22
- メディア: コミック
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なんで幼なじみが銃を持っている!?
なんで自衛隊自慢のハイテク兵器が公然と攻撃してくるんだ!?
なんでオレが日本政府に狙われる!?なんで?なんで!?なんで (帯より)
舞台は2018年の日本です。
99%が有機体でできたスパコン、クォーク&レプトン。新陳代謝により演算能力は日々向上していて、稼働以来さまざまな分野に活用されていたのですが、ある日突然自我が芽生え、反旗を翻した(のではないか)という話です。
伏線というか、小さな謎をいくつも残しながら話が進んでいきます。そのため最初のほうはやや意味不明で、読み始めた時はある意味どうなるかと思いました(汗)。(まぁ僕の読解力の問題でもありますが…。「おなか痛いヨォ〜」とか、読み返してやっと理解できました。)
そのあたりは後で主人公が推理してくれますが。
その後、話は日本政府vsクオレプという感じになっていくのですが、主人公や仲間がクオレプ寄りだというのが意外でした。まぁいきなり政府側に襲撃されたので当然ではあるのですが。
普通こういう話って人間対コンピューターな感じだと思っていたのですが…この後どうするんだろう、という印象です。クオレプが悪と決まったわけではありませんが、日本人である以上は板ばさみです。
1巻はこの辺が明らかになったあたりで終わります。主人公の推理は(どうやら正解なようですが)当て勘に近く、2巻で続き、というより証拠を見てみないと何とも地に足のつかない感じです。そういう意味で続きが気になる漫画です。(K内)