名大SF研記録ブログ

名古屋大学SF・ミステリ・幻想小説研究会

ニューロマンサー(ウィリアム・ギブスン)

ニューロマンサー (ハヤカワ文庫SF)

ニューロマンサー (ハヤカワ文庫SF)

サイバーパンクを語る上で避けては通れない作品ということで読んでみましたが一回読んだだけでは6割ぐらいしか理解できませんでした・・・まだまだ精進が足りない。
簡単に内容を説明するとなぜか最先端のサイバー都市になっている千葉(なぜ千葉?)シティに住むトラブル(といってもケイスが悪いのだが)によってサイバースペースに入ることが出来なくなった元コンピュータ・カウボーイのケイスが能力再生を代償にヤバイ仕事に巻き込まれていくというものです。
攻殻マトリックスを知っている人ならば比較的とりつきやすいとは思いますがそれでも特殊な用語やサイバースペース内の情景描写が難しくゆっくり読んでもなかなか理解できません。しかし面白くないわけではなく複雑に張り巡らされた伏線やスピード感のある潜入シーンはとてもわくわくさせてくれます。
これが初めてのサイバーパンク小説なのでもっと他のを読んでから再読しようと思います(井出)