名大SF研記録ブログ

名古屋大学SF・ミステリ・幻想小説研究会

百合漫画について

 つのさんが『うたかい』とかコミック百合姫の話ふってたので、その周辺の話。
 SF研に入った新入生が一定期間経ってから「面白い百合漫画ないですか?」などと言い出す謎の現象を最近目にしまして「君は何を求めてSF研にきてるんだ?」とか言いながら、私はまあ百合漫画とかそういうのあんまり詳しくないので部室に置いてあるそれっぽい漫画勧めてお茶を濁してるわけです。
 で、『うたかい』の更新分見ててふと思ったのは「百合漫画よみたい」と言われた時、百合姫買って読んでからもう一度聞いて ってのは応答として間違ってはないんじゃないのかと。というのも「百合」って単語が指す関係性が多様すぎて相手が求めてる百合がどんな関係の物語を指してるのかわからないんですよ。まんがタイムなんちゃらに載ってるような、女子高生がいっぱい出てきてだべってるだけ(物凄い偏見、悪意はない)の作品を百合として好んで読んでる人間に、なんかもっと苦目の女の子が女の子と付き合いたくても付き合えないような内容の作品勧めて喜んでもらえるかっつーと微妙なんじゃないのか って。百合姫一冊に結構色んなパターンのやつ載ってるのでとりあえず一回百合姫買って載ってる作品の中で自分が気に入った話の展開というか、こういう関係性の百合漫画ないですかね? って聞いてくれると面倒くさくない。一冊880円のカタログと思えばいいじゃない。もし似たような作風のやつ持ってたら貸すし持ってなかったら自分で買えやって言うし、なんかそんな感じ。
 こちらとしては部で百合漫画読んでる人間増えれば部室に百合モノ放り込んでも許されるんじゃないのかなーなんて思ってるのでみんなどんどん手を出すといいんじゃないの。よくわかんね。

コミック百合姫 2013年 03月号 [雑誌]

コミック百合姫 2013年 03月号 [雑誌]

 慎結先生の掲載分が良かったです(小並感)。