名大SF研記録ブログ

名古屋大学SF・ミステリ・幻想小説研究会

創作短編会やりました

実は去年のクリスマスから数カ月に一度、創作短編会というものを開催しておりました。
内容は、テーマにしたがって参加者に短編を書いてきてもらい、部内で読みあって品評……とまではいきませんが良かった点や悪かった点、難しかったことなどを話し合うというものです。本当は各会ごとに記事にすべきだったのですが、主催者の僕がさぼってました。すみません……。今回、ちょうど一周年ということで簡単にまとめてみました。
書かれた短編は会報としてまとめ、名大祭などに出すつもりです。会報が完成したらまたブログ記事を書きます。

以下、各短編会について簡単にまとめました。最近はサークル内で創作をやっていなかったので、色々と試行錯誤しながら進めていきました。特にテーマについては、内容や決め方など色々と実験してます。

第一回「クリスマス短編会」

テーマはシンプルに「クリスマス」。第一回ということもあって、参加者は六名と最も多くなりました。この時は創作短編会が一年も続くなんて全く思っていませんでした……。

第二回「六月短編会」

テーマは「城」、「都市」、「密室」の三つ。テーマが一つだけだとあまり制限がないな、と思ったので三つのテーマに基づいて短編を書いてもらうことにしました。結果、短編を書いてきたのは僕を含めて二人でした。寂しい……。

第三回「十月短編会」

前回、前々回とは違う方向でやってみようと「全員同じ書き出しから短編を書く」という条件でやってみたところ、「大きな揺れを感じた。」(「」は含めない)という一文から全く別々の物語が展開される面白い結果となりました。参加者は四人。新入生が参加してくれて嬉しかったです。

第四回「クリスマス短編会その2」

テーマは「図書館」、「屋根裏」、「不死」の三つ。テーマの数は第二回と同じですが、今回は事前に三つのテーマに基づいて参加者に設定と簡単なプロットを書いてきてもらい、各参加者はその中から選ばれた三つのプロットのうち一つを元に短編を書く、という方式にしました。あらかじめプロットや設定が固まっていた方が書きやすく、後からも加わりやすいと思ったからです。結果的には参加者数四名と変化はありませんでしたが、自分とは異なる発想を元に書くのはいい経験となりました。

主催者として反省すると、僕の宣伝不足から創作しようというモチベーションをあまり周囲に広げられなかったことが残念です。加えて作品について参加者以外の会員から意見を聞く機会が少なかったのも改善すべき点だったと思います。

グダグダと色々書いてしまいましたが、先ほど書いたように集まった短編は会報として出そうと考えています。完成は三月末を予定しており、販売は名大祭で行うことになると思います。興味がおありでしたらよろしくお願いします。

(龍×4)