名大SF研記録ブログ

名古屋大学SF・ミステリ・幻想小説研究会

シマウマ書房新店舗千種店の感想

 出版不況によりこの名古屋でも多くの本屋が店を畳んでいく中、
当地の本屋界にて異彩を放つちくさ正文館書店本店の二階では
ある勇敢な行為が為された。
そう本山の古本屋シマウマ書房が支店を開いたのである!
試験も終わり溢れんばかりの暇を有していた私に迷いは無かった。


 とゆーわけで、今日シマウマ書房千種店に行ってきたのでざっと感想を書いてきますね。
まあ実は行ったのは二回目なのですが。


 場所は前述したとおり、千種にあるちくさ正文館書店本店の二階です。
ターミナル店ではなく本館の方なので注意して下さい。
それとちくさ正文館書店本館には階段が二つありますが、シマウマ書房に行けるのは店の真ん中の方の階段です。
その階段からシマウマ書房空間が広がっているようで、なんか色々飾ってあって洒落てます。
また窓にもシマウマのペイントがされていて、当たり前ですがこれは横の公園から見えました。
で肝心の書店ですがそれほど広くはないと思います。でも棚や机が割と間隔を開けて置かれていてゆったりとした良い雰囲気を感じました。
これから本がドンドン入ってくるにつれて迷路の様になっていくんでしょうね。嬉しいのやら悲しいのやら。


 ざっくり紹介していきます。入ってすぐ左の棚は日本文学の棚で、唐十郎の作品が特集されていました。他にも稲垣足穂や、澁澤先生とか種村先生とかの常連客が大勢いましたね。
某エロゲライターのお爺さんとかもいました。
店の右上端の棚は海外文学で、けっこう古くまた我が強い本が多駆った気がします。また薔薇十字社やソムニウム叢書などのマニアにはたまらないものもありました。
というかタントラ・マジック・ノベルズとかいう謳い文句の怪しい作品をついつい……。後、変態眼球おいたんの全集も半分くらい置いてあったと思います。


 特徴的なのは店の中央にある大量の古い映画雑誌やカメラ雑誌、レコード、店の右下端の棚の古い児童文学や旅行本です。
なかなか他では見られないと思います。
後、気になったのが買う人いるのかと思わせるでっかいユングの本の存在や、コドモノ聖書の表紙に描かれている妙に立体感のある蝋燭、
それと時計関係の本がフューチャーされていたことですね。
本山本店にも時計の本は置いてありましたし、店長の好みなんでしょうか。そういえば本山本店の時計は止まっていた気がする。


 他にも色々興味深い本がありました。本店と同じく、濃くてなかなか見つからない本が沢山ある一方、豊富な雑誌類など特徴的な面もあり、
ゆったりとした中で見ているだけで楽しめる場所でした。
又聞きしたところ可能な限り続けていくそうです。大変厳しい中だと思いますがぜひとも頑張っていただきたいです。
最後に、知識が浅く最近記憶力と味覚を失いかけている私の紹介では伝えきれない所が多いと思うので実際に行ってみることをお勧めします。

 
以上長々と読んでいただきありがとうございました。 非常に眠いゾイ……


(詠)

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