名大SF研記録ブログ

名古屋大学SF・ミステリ・幻想小説研究会

BIOHAZARD

バイオハザードディレクターズカット デュアルショックVer.

バイオハザードディレクターズカット デュアルショックVer.

タイムアタックゲーの大タイトル、降臨。
アメリカ中西部にある小さな街ラクーンシティ。その郊外に位置するアークレイ山地では最近、住民が食い殺されるという猟奇事件が多発していた。異常性が突き抜けたケースにもかかわらず犯人の特定はなされず、事態を重く見たラクーン市警は特殊作戦部隊S.T.A.R.S.(Special Tactics And Rescue Service)に出動を要請。そして7月23日の夜に同部隊のブラヴォーチームがすぐさま現地へ向かうが、その後チームは消息不明になってしまう。翌日の夜、残るアルファチームがブラヴォーチーム捜索のため現場へと向かったが、捜索を開始した途端、謎の怪犬の群れに襲われて隊員の1人は死亡、ヘリで待機していたもう1人は恐れをなしてその場を飛び立ってしまう。残された隊員たちは追われるままに古びた洋館に逃げ込むしかなかった。そして、悪夢のような戦いが始まる…
数日前に某ゾンビ映画を見たので、なんだか書いてみます。このゲームの何が良いって、やっぱりストーリー。普通にゲームしてるだけなら案外単純なのですが、これがまた裏設定だとか…またです、はい。また、ゾンビ化の理論も案外しっかりしている。どっかの某ゾンビ映画のように地獄が満員とかそんなことじゃありません。
高い致死率を持つ「始祖ウイルス(おそらくエボラ出血熱に類似したもの)」を発見したのですが、あまりに絶大な威力を持つために、すぐに宿主が死んでしまい、感染範囲がごく狭い範囲で収まってしまう。それを感染爆発させるために、いったん死んだ者を仮死状態で欲求(主に食欲)の赴くままに歩き回らせるようにウイルスを改良(改悪か)したと。これならきちんと撒き散らしてくれます。それが「T(tyrant)-ウイルス」。本当はもっと色々組まれていますがね。どちらにしろ、きちんとSFです。
ストーリーもさることながら、冒頭で記したようにタイムアタック性も魅力です。ポーズ画面でもきちんと時間が進む(OPTION画面にすればたいていのタイトルで止まりますが)、セーブ中も進みます。当然ノーセーブでクリアしなきゃ好タイムは狙えません。迷ってる暇もないし、敵と戦ってる暇も惜しい。時間はかかるし、弾は使うしで、敵と戦ってもいいことありません。「俺、こいつ倒すの上手いぜ」と、言ってる時点で素人決定です。上手い人はいかに敵を避けるかの術を知ってる人です。
最後に。このゲームはホラーゲームじゃないです、基本的に。別に怖くはないです。「『サイレントヒル』の方が怖いじゃん。」当たり前です。ホラーゲームじゃないですもの。私は基本的に人物関係だとかストーリー展開を楽しんでます。それが正しい遊び方だと思います。
5がもうすぐPS3で出るそうで。そのためだけに買うのも馬鹿らしいですがね。欲しいです。
それはありきたりの九月だった
人々に立ち向かう勇気さえあれば…
ラクーンシティはアンブレラのものだ
この街で逆らおうとする者はいない
それが破滅への選択なのに
愚かさのつけを払うことになるだろう
許しを乞うには全てが遅すぎる
運命が流れはじめた時
それをとどめることはできないだろう
誰にも…
最後の九月が過ぎ去ろうとしている
それを理解しているのは私だけだ…
by Jill Valentine(BIOHAZARD3 LAST ESCAPE) (坪田)