- 作者: 宇河弘樹
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2001/01/01
- メディア: コミック
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ストーリーは三次に帰郷した主人公天津忠尋が「審神者」として様々な不可思議な怪異に出会い、大きな陰謀に巻き込まれていく話。個人的には1〜3巻と4巻以降では雰囲気が違うように思われます。1〜3巻では稗田のお父さんや乱裁さんがヒドイ目に会うことが多く、ギャグっぽい印象が強くありましたが、4巻からは黒幕も登場し物語が大きな転換点を迎えるのでシリアスな展開が多くなってきます。こまさんの過去などが分かる5巻が特につらい展開になっています。二年ぶりに刊行されたという6巻には日本神話の本編で必要なことが解説してあるので日本神話を知らなくても話についていくことができるようになっています。それと6巻から何となく絵が変わっているような気がします。登場人物の名前の天津、稗田、平田、菊理などは元ネタが分かる人にはわかるだろうと思います。用語などは作中でも解説は多少ありますが、やはりすべての解説はないので、日本神話とか民俗学の知識が多少あればより楽しめるのではないでしょうか。それと、カバー裏の四コマ漫画がいろいろとヒドイ。
稲生物怪録読まんといかんなあ・・・(toshi)