名大SF研記録ブログ

名古屋大学SF・ミステリ・幻想小説研究会

私の週末

気がつけば日曜日、更新を忘れていました、すみません。
今回は今週末のいろいろ見たものや読んだものをレビューします。

・「ナンナーク」 タイ映画
 “「タイタニック」を抜いたタイ映画史上No.1のラブストーリー!”なんて書いてありますが、あくまでタイ国内でという意味なのでご注意を。簡単に言うと、死んでしまった妻が幽霊になって夫と暮らす、という話。幽霊と言っても、夫は妻が死んだことに気づいていないので普通に接していますが。ストーリーだけ聞くとラブストーリーっぽいですが、実際見るとホラーに見えます。次々死んでいく村人たち、ゴーストバスターの登場、これらはラブストーリーの要素ではないと思います。

・「ドラゴンvs不死身の妖婆」 香港映画
 また見ました。今回は弟に見せるためです。やっぱり妖婆のスタンスは理解しがたいものでした。私なりの最終的な結論は、妖婆はミギマ兄弟の恨みが具現化したもので、3人はとりつかれていたということになりました。ラストシーンで「遊星よりの物体X」を思い出すのは私だけでしょうか。私は生命電気説を支持します、何を言っているんだ私は。

・「ミスミソウ(1)」 押切蓮介
 廃校の決まった田舎の中学に転校した主人公が、クラスメイトから壮絶なイジメを受けまくる漫画。クラスメイトの狂い具合が半端じゃないです。イジメが過ぎて一家焼死とかヤバすぎですよ。読んでいて胸が痛くなってしまいました。どうやら2巻からは主人公の復讐が始まるらしいので楽しみです。

・「ギョ(1)」 伊藤潤二
 突如出現した謎の生物“歩行魚”の恐怖を描いた漫画。“歩行魚”は魚から昆虫のような足が生えている不気味な生物です。とても気持ち悪いです。あとこの生物、とても臭いらしいです。なんでも死臭がするそうです。これが一応重要な伏線になっているように感じました。途中からモンスターパニックものになっていてなかなか面白いです。全2巻らしいので次の巻を読もうと思ったらカバーがされていました、残念です。

・「邪眼は月輪に飛ぶ」 藤田和日郎、床井雅美
 見られた生物は死ぬという“邪眼”を持つフクロウと人間との戦いを描いた漫画。見られたら死ぬというのが私にはユニークに思えました。1巻完結ものですが、すごく面白かったです。コマ割りと言うか見せ方がとてもうまいと思いました。冒頭のシーンの時、実は・・・みたいな演出がとてもよかったです。銃など細かなところも丁寧に書いてあってすごいなぁと思いました。
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