名大SF研記録ブログ

名古屋大学SF・ミステリ・幻想小説研究会

ひっぱリンダ

ひっぱリンダ

ひっぱリンダ

リンダはたくさんの荷物を抱えて通りを歩いていました。12人もいるリンダのお姉ちゃんたちが、もっときれいになるためにと新発売の化粧品を買いに行かせたのです。よろめきながら歩くリンダの横を、猛スピードで走り抜ける怪しげなトラック。まもなくリンダを待つお姉ちゃんのもとへ、不思議な箱が届けられました。吸い寄せられるように集まったお姉ちゃんたちの前で、ゆっくりと開く箱。中には大きな扉が入っていました。扉が開くとともに部屋を包む煙。そして突然光の柱が出現しました。リンダがそれが自分の家の方向だと気づいたときは、彼女自身も光に包まれていました。すると突然、リンダの大切にしているマフラーの先が指のように割れ、巨大な目が見開いたのです。どうやらお姉ちゃんたちの、きれいになりたいという願いを嗅ぎつけ、悪霊たちが取り憑いてしまったみたいです。そしてリンダのマフラーにも! こうなったらマフラーに取り憑いた悪霊の力を逆に利用して、お姉ちゃんたちを救いだそう。そう決めたリンダは、悪霊に取り憑かれて見事美女(?)なったお姉ちゃんたちがいる"悶絶美術館"に向かうのでした・・・
悪霊に取り憑かれ、怪物となってしまったお姉ちゃんたちを救うため、リンダが悪霊憑きのマフラーで戦うアクションゲーム。私がすごいと思ったのは、それ以外に何もないという点だ。本当にお姉ちゃんたちを救うだけ、他には何もない。悪霊はなぜ現れた?トラックを手配した黒幕は?そんな疑問に答えるつもりはないとでも言いたげなぐらい研ぎ澄まされた内容は、いっそ清々しささえ感じるほどだ。
実際にプレイして思ったこと。チュートリアルはおろか日本語すら現れずにプレイ画面に移ったので焦った。最初はちょっと難しかったけど、慣れると割と簡単でサクサク進めた。いろんなとこつかんで引っ張ってがんばった。12人のお姉ちゃんを助けたら終わった。倒した敵を好き勝手にイジルモードがあったけどなんでこんなモードがあるんだという疑問しか出てこなかった。そのモードで敵をじっくり見てたらなんか疲れた。敵のデザインが変。特にザコ敵はヤバい。
2時間ぐらい遊べました。180円ならまあ文句は・・・ない。クソゲに間違いない(綿)