歌う船（アン・マキャフリー）

歌う船 (創元SF文庫 (683-1))

さっき読み終わった本。
生まれつき生存困難なため"殻人"（＝サイボーグ）として生まれ変わり、宇宙船と一体化した少女ヘルヴァのお話。オムニバス長編ということですが、話の舞台が変わるだけでストーリーはつながっています。
知覚や記憶力は抜群な"殻人"ヘルヴァなのですが、中身は勝ち気な１６歳の女の子でもあります。その多感さや、ストーリー序盤での失恋経験などが、ひと癖ある乗組員たちとの関係をよりフクザツなものにしています。そういうコミュニケーションや、あと恋愛がメインです。
乗組員が基本１人というのがいいですね。自然と会話も多めで、そのあたりが際立ちます。ストーリーも全然書きませんでしたが面白いです。結構危機一髪な展開も多いし。
ただ何か文章が結構読みにくいような…ときどき会話文ですらついていけなくなります。ましてやＳＦ的な話になると、なおさらな感じです。

初レビュー。レビューってこんな感じでいいんでしょうか、何か足りない気が…。（Ｋ内）