- 作者: 柴田ヨクサル
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2007/12/19
- メディア: コミック
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実写化されましたね(ページ中程)。
ハチワンダイバーという漫画がおもしろいということはもちろん当然の話なので、いまさら特に書きはしません。おもしろいとしか言いようがないですね。理詰めのゲームである将棋のために理論を積み上げて、それを結局は何食わぬ顔で勢いだけで推し進めていく漫画。エンターテインメントというのはかくあるべきという手本のようでもあります。
この5巻では、主人公のライバル的な存在である斬野シトの師匠として、澄野が登場してきます。こいつがまた出てきただけで話を引っ張ってくれる豪快な魅力のあるキャラクターで、実にすばらしいですね。
将棋漫画ということで基本的には将棋の対局をメインにして進行するはずの漫画ですが、実際はむしろキャラクターの魅力こそを動力にして話を進めてきているような節もあります。これまで将棋の内容がメインになったのは文字山や神野との対局くらいのもので、あとは「なんか押してる」「なんか負けそう」というくらいの流れを描くだけで、キャラクターの魅力やドラマの展開だけで進行してきたと言ってもいいでしょう。たぶん。まさにエンターテインメントの見本のようですね。
続きも非常に楽しみですね。本当にいい漫画ですね。
(上木)