名大SF研記録ブログ

名古屋大学SF・ミステリ・幻想小説研究会

アストロノーカ

アストロノーカ

アストロノーカ

はるかな(たぶん)遠未来。宇宙船を乗り継ぎ、とある惑星に入植することになった主人公。目的は、そう、農業! 主人公は宇宙の農家、『アストロ農家』となって、自分たちしか住んでいないこの小さな惑星でちまちまと野菜を作り、畑を荒らす害獣・バブーとちまちま戦いながら宇宙一の農家を目指すのだ!! なんというSF!!

大手のエニックス(当時)がよくこんな企画通したなー、と思うほど地味すぎる育成(栽培?)シミュレーションです。
主人公は宇宙農家となって宇宙畑で宇宙野菜を作ります。種の交配を繰り返すことで品質がどんどん変わっていき、良質の野菜を作ってコンクールに出品したりします。もちろん宇宙野菜ですから普通じゃありません。『即死注意コスモニンジン』や『空気より軽い真空ワカメ』や『血まみれ模様銀河ドリアン』なんかを作れます! なんというSF!
しかし、もちろん一筋縄ではいきません。宇宙害獣・バブーから野菜を守るために戦うことが必要です。戦うとは言っても、バブーの住処を叩きに行ったりはしません。畑の正面のスペースにさまざまな罠を仕掛けておくだけです(このトラップバトルがどうやらこのゲームの醍醐味のようです)。罠が成功すれば、バブーはすごすごと帰っていき、突破されれば野菜を食い荒らされてしまいます(気に入った野菜がないと何も食べずに帰っちゃう時もあります。害獣の割りに生意気なヤツです)。そうして、ちゃんといつも正面からやってきてくれたり、日曜祝日には空気を読んで絶対に襲ってこなかったりと、妙に良心的な害獣・バブーと日夜終わりなき攻防を続けるのです! なんというSF!

10年以上前のプレステのソフトなんですが、ヤフオクなどではなぜか今でも5000円前後、攻略本付きだと8000円近い値がついております。
ところが、PSPの「ゲームアーカイブス」でダウンロードするとたったの600円で遊べちゃったりします。これは買うしかないですね。


と思って買ったわけですが……。
うん。おもしろくなくはない。でもこれちょっと時間泥棒すぐる……。2ヶ月くらい前に始めてゲーム内の時間も2ヶ月くらいしか経ってない……。いつになったら終わるんだコレ……。
ちなみに調べてみると、クリアにはだいたい4年(6ヶ月で1年なので24ヶ月)ほど普通にやってかかるみたいです。フムン。

基本的に同じルーティンの繰り返しなので人を選びそうですが、ボリュームとしては十分満足できる作りなのではないでしょうか。 (三輪)