名大SF研記録ブログ

名古屋大学SF・ミステリ・幻想小説研究会

28日後...(ダニー・ボイル)


たまには映画とかどうでしょう。
これはゾンビ映画・・・ではないかも。
交通事故による昏睡から目覚めたジムは、病院はおろか街全体から人が消えたロンドンをさまよう。28日間で広まったウイルスによって感染者は凶暴化し、非感染者たちはロンドンから脱出していたのだ。ジムは、感染者の攻撃をかいくぐりながら、わずかに残された非感染者とともに安全な場所を目指す。(amazon)
「感染者の攻撃をかいくぐり」とありますが感染者とのバトルはあまりありません。むしろ人間同士で闘ってた。ホラー映画のようであり、SF映画のようであり、人間ドラマのような要素もあって器用な作品だなと思った。真剣な映画だったが、笑えるところもあってよかった。
序盤はヘボヘボな主人公が中盤からしっかりし始め、最後には戦士になってしまう姿はとても見ものだった。とても同じ人には思えない。
前半と後半がこんなに別物に思える映画はあまり見たことがなかった(いい意味で)。
僕はこの映画に突っ込みたいことがある。彼らはなぜトンネルを使おうと思ったんだ?トンネル内は壊れた車がたくさんあった。その上を車で走破していくとか(しかもみんな笑ってたし)おかしいだろっ!最悪の選択だっ!
僕はDVDでこの映画を見ましたが、映画館で見た人はいますか?実はこの映画、エンディングが2種類あったんですよ。いわゆるバッドエンドとグッドエンド(僕の主観ですが)ですかね。DVD本編はグッドエンドでしたが、映画館ではバッドエンドだったようです。ネタばれになるので詳しくは書きませんが、僕はグッドエンドが本編だと信じたい。


では、もう土曜の夕方ですが金曜日担当がお送りしました。(ワタナベ)