- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2010/07/01
- メディア: 単行本
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国民のDNA情報を政府が管理してそれを犯罪捜査に利用する「DNA捜査システム」が導入されたという設定。このシステムにより検挙率は大幅に上昇するのだが、犯人がシステムの検索に引っかからない連続殺人事件が起き、更にシステムの開発者まで殺されてしまう。しかもシステムを操る神楽が開発者を殺した犯人として浮上する。そして二つの事件を捜査するにつれてシステムの秘密が明らかになっていくという話。
東野圭吾の作品ということでラストでのどんでん返しを期待して購入した。しかし、謎の少女スズランの正体とか神楽のその後とかがほぼ予想できて期待外れという気がした。また、神楽が死ななかった理由も書かないほうがよかったんじゃないかと思うようなものだった。
しかし、決して面白くないというわけではない。(tamo)