名大SF研記録ブログ

名古屋大学SF・ミステリ・幻想小説研究会

性淘汰創作短編会

3月31日に創作短編会を行ったので、今更ながら記事を書きます。

参加者は三人でした。まぁいつもの参加者です。今回はテーマを一つ決めて、それに沿って短編を書きました。テーマはズバリ「性淘汰」! なかなか難しいテーマですね。簡単な例を挙げると、綺麗な羽をもったオスのクジャクがメスを惹きつける、と言ったものです。このテーマ大雑把には理解できるのですが、細かい所が掴みづらく、書きながらこれはちゃんとした意味の性淘汰なのか? と悩んだりしました。一方で生物学の専門用語という大変SF度の高いテーマであったな、と思います。

創作された三作品の簡単な紹介をします。
異星での性淘汰を日記調で描いたホラーSF、体の一部が虫となった人間達の社会における文化的背景を内包した性淘汰を描いたSF、Omnia vincit Amor なSF。こんな感じですかね。色々な性淘汰が描写されていました。分かりづらかったからこそ、逆に深く考えられたという所です。

今回の作品達もこの前の様に会報と言う形でまとめて発表する予定です。遅くて文学フリマには完成すると思います。できれば夏コミ……。

それでは次回予告を。次の短編創作会のテーマは「工場」「窓」です。二つのテーマを組み合わせたり、あるいはどちらかを選んだりして短編を書いてください。開催日は五月の下旬あたりにしようかなと考えています。新入生の方のご参加お待ちしております。また私達は一応インカレサークルなので学外の方や大学生以外の方も大歓迎です。興味がある方は部室に来て下さるか、連絡してくださると嬉しいです。


(詠)