名大SF研記録ブログ

名古屋大学SF・ミステリ・幻想小説研究会

東方三月精 Strange and Bright Nature (1)

東方三月精 〜 Strange and Bright Nature Deity. (1) (角川コミックス)

東方三月精 〜 Strange and Bright Nature Deity. (1) (角川コミックス)

というわけで東方三月精「第2弾」の紹介です。(1)なのになぜ「第2弾」なのかという説明は後ほど。

この東方三月精という作品は、上海アリス幻樂団製作の東方Projectの世界をもとにしたものですが、このお話の主人公となるのは某脇巫女ではなく、どにでもいるような妖精というもの。いたずら好きだけど頭は弱い、そんな妖精達の日常を描くほのぼのストーリーといった感じですかね。

登場する妖精の簡単な紹介を。
サニーミルク:光を屈折させる程度の能力
 日の光の妖精。活発で明るく、能天気な性格で三妖精のリーダー的な(?)キャラ。朝は弱いらしく寝起きが悪い。
ルナチャイルド:音を消す程度の能力
 月の光の妖精。ちょっと気難しい性格。能力柄逃げる際にしんがりをつとめることが多いため貧乏くじを引かされやすいという不憫なキャラ。
スターサファイア:動くものの気配を探る程度の能力
 星の光の妖精。なんというか、捕らえ所のない性格。能力柄レーダー的な役割を果たす。

あ、話の紹介は無しの方向で。というか内容そんなないでs。


第2弾の説明ですが、実はこの東方三月精という作品、以前に違う作者が描いていたのだが病気の治療のために連載を断念した、ということがあったのですよ。(黒歴史じゃないのであしからず。)

原作が同じ(ZUN:言わずと知れた神主)とはいえ、作者が変われば当然漫画も変わるわけで。
絵が違うのはもちろんのこと、以前の東方三月精と異なり、多くの東方キャラ(本家の弾幕STGにでてくる)が描かれており、東方ファンにとってはなじみやすい感じになったんじゃないかなと思いますね。



以下個人的な感想。
 第3話のはいてないっぷりはやばいと思う。
 第4話「異変の向こう」の小町の「来年は忙しくなりそうだ」という発言や魔理沙の「来年は大きな異変が起きそうだ」という発言に期待せざるをえない。
 第7、8話と春の話が前後編ありながらリリーホワイトが1度しか出てこないとかひどすぐる。リリーかわいいよリリー!


書き忘れてましたがこの本には付属でCDがついてます。三妖精それぞれのテーマと紅魔郷妖々夢永夜抄のコラボ的な感じの曲となってます。前作の付属CDとあわせて聞くといいかも。(浜田)