これはゾンビですか?1 はい、魔装少女です (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 木村心一,こぶいち,むりりん
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2009/01/20
- メディア: 文庫
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すごく手短に説明すると、連続殺人事件に巻き込まれ殺されてしまった主人公が、蘇ってゾンビになって事件の真相を追うという話、だった気がする。でもおかしいな、登場キャラには魔装少女なる魔法少女みたいな女の子や、吸血忍者とかいう吸血鬼みたいな女の子とか出てきたぞ。ラブコメだったぞ。学ランを着たクマとかが敵キャラとしていたぞ。そんなキャラ達の中、ゾンビというキャラはいまいちインパクトに欠けるという気がした。ただの死なないキャラという印象しか残らない。というか、この小説のゾンビは、私の考えていたゾンビ像とは大きく異なっていた。日光に弱く、再生能力を持つってこれはゾンビなのか?
ラストの展開は私はなかなか凄いと思った。設定のひっくりかえり方にはホントびっくりした。連続殺人事件が話に絡んでくるからか、ほんのわずかに推理要素があったのもちょっと面白かった。
ラノベとしては面白い・・・と思う。しかし私はゾンビ小説としてこの作品を読もうと思ってしまった・・・。
(綿)