名大SF研記録ブログ

名古屋大学SF・ミステリ・幻想小説研究会

少女禁区 (伴名 練)

少女禁区 (角川ホラー文庫)

少女禁区 (角川ホラー文庫)

15歳の「私」の主人は、数百年に1度といわれる呪詛の才を持つ、驕慢な美少女。「お前が私の玩具になれ。死ぬまで私を楽しませろ」親殺しの噂もあるその少女は、彼のひとがたに釘を打ち、あらゆる呪詛を用いて、少年を玩具のように扱うが…!?死をこえてなお「私」を縛りつけるものとは―。哀切な痛みに満ちた、珠玉の2編を収録。瑞々しい感性がえがきだす、死と少女たちの物語。第17回日本ホラー小説大賞短編賞受賞。 (「BOOK」データベースより)

私はホラーが苦手且つ嫌いです。ホラー小説は割と好きですが、ホラー漫画、ホラー映画はダメです。グロは論外です。何がいいたいかというと、これそんなに怖くないから大丈夫。…全然つながってねぇwすいませんなんか語りたかっただけです。
上の紹介文はちょっと大仰ですね。そんな気合入れて読む本じゃないです。短編だしさらっと流しましょう。
1つ目の話は少しこげたビスケットのお話です。ぶっ放し度は高いですが威力が足りなかったようです。おねえちゃんぺろぺろ。
2つ目の話は才能に惚れるお話。締めはちょっとどうかとおもいますけどおもしろいです。幼女ならぬ妖女ぺろぺろ。
…だいたいあってると思います。たぶん。全体的には腐りかけたイチゴとチョコレートみたいな作品です。日本語でしゃべってます。
シライシユウコだ!ハーモニー、ともだち同盟!とかおもってふたを開けたら貴志裕介と桜庭一樹が混ざってました、みたいな。そんなカンジでした。  (つの)