名大SF研記録ブログ

名古屋大学SF・ミステリ・幻想小説研究会

薔薇のマリア14(十文字青)

恋の章とか銘が打ってあってもうラヴラヴでした。登場人物はさりげに200人以上いるので、カップリングはほぼ無限大!これはおいしいです!ハートフルでおなかいっぱいです。
でもまぁ主眼はそこではなくて、散りばめられたセカイのほうにあります。設定の量と質によってはファンタジーからSFに化けるかもしれません。いまんとこ質はイマイチかなぁ…。アジアンのときと同じく、想像通りという言葉のいい面も悪い面もでているカンジ。
薔薇マリは今回で20冊目にあたり、角川スニーカー文庫ではロードス島に次いでラグナロクと並び二位タイの冊数なので、新規参入はなかなかしんどいですが、次巻から終章に入るらしいので、なんとか走りきってもらいたいものです。