長編読書会『こうして彼は屋上を燃やすことにした』カミツキレイニー

こうして彼は屋上を燃やすことにした (ガガガ文庫)

「たまにはラノベを」ってことで始まった今回の読書会。ガガガ文庫特集会報なんてものを始めた人からの提案。
本作はオズの魔法使いの主要キャラになぞらえた登場人物達の物語だ。思春期の成長物語の様に感じるが、SF研会員から出た意見の多くは、成長というより克服や改心。であった。
話の構成は、登場人物の繋がりやキャラのイメージが最後までブレない点で良い。第５回小学館ライトノベル大賞・ガガガ大賞受賞作なのだが、ライトノベルっぽくない。尚、ライトノベルの定義については論述すると大変なことになる気がするので割愛させていただく。
西の魔女とオズは誰だったのか？
次回の読書会は海外SFの予定です。(えふ)