名大SF研記録ブログ

名古屋大学SF・ミステリ・幻想小説研究会

天才をどう描くか?

ネタがないので今日の話題になった、天才をどう描くかについて書いてみるよ。ただし、芸術面とかではなく、頭の出来が良い的な意味での天才で。
天才の定義についてはwikiでも見といて下さい(投げやり
天才とは多くの作品の場合、聞いた質問に対してまるでPCのように解答をする。勿論、知識として持ち合わせていない事柄についてはerrorを出す。「引き出し」の使い方が上手いのが天才ってことになる。引き出しというのは、解答方針だ。1つの問題に対して対処する方法を導く方法論。記憶力については、記憶は天才でも完璧とは限らない。ただし経験から自分に見合った記憶術を見つけている場合、必要なことは全て記憶しているだろう。
問題は理性でなく感情の面。ここをどう描くかは作品や作家によって異なる。理性での制御が強いことによって感情で動くことのできない一面をもったり、感情すらも理性によってふるまったり。どう描くかによって筆者の天才に対する定義や、表現力が見て取れる。作品に対する評価が大きく分かれる要因となるだろう。
これを書いている筆者は、読めばわかるとおりに天才でなく小市民です。
(えふ)