- 作者: タチ
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2012/08/27
- メディア: コミック
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あらすじなんかはアマゾンさんとかで適当に見てもらえればいいとして、大事なのは作中には三組の女生徒――すなわち
1-すでに一線超えてるよね、な二人
2-「キス以上」っていつしていいの? な二人
3-まだ特別な関係になっていない二人
が描かれていることと、1の二人組がメインで描かれている(作品のウリが口づけらしい)ことでしょうか。
関係性を数種類用意することでどの層の百合好きにもある程度の満足感を与える編成になってるのはいいと思うのですが、やはり1の割合が多すぎる気がしますね。
個人的な好みで言えば2ないしは3の関係性の百合物が好きなので、1の関係性を全面に押し出した本作は嫌いではないけどなんだか物足りない。
もっと2や3の二人組に焦点が当たる機会を多くしてくれれば満足度高いんですけど。ぶっちゃけ1の関係性は未来がないというか、もうこれからずっといちゃついてるだけなら飽きてしまうと思うんですが、私の好みの問題かなあ。1の関係性が好きな人はきっと気にいると思います。ブヒれるとか、そういうのはよくわからないのでアニメ放送を待てばいいと思います。
というか2の二人組がツボすぎてもっと出番増やして欲しいんですがどうなんでしょう。三巻以降に期待ですかね。
あと自分の妹と一線超えてそうな相手を気になってしかたない姉というとても美味しい立場のキャラが出てくるのでそちらもぜひ。
ついでに言っておくと『総合タワーリシチ』は3の関係性の二人が2に移行する過程に焦点を当てて描いてあるので私と同じような嗜好をお持ちの方はそっちを読んでみるといいかもしれないです。どうも本作よりもタワーリシチが好きなのは単純に比率の問題な気がして仕方がない。
(葛)