- 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
- 発売日: 2005/03/11
- メディア: DVD
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目覚めたら老朽化したバスルーム。
足首には鋼鉄の鎖。
対角線上にもう一人の男。
間には自殺死体…
このノコギリは何に使うのか?
ポスターからの引用ですがこんな感じです。ストーリーに関してはこれ以上話しません。十二分に表現していると思いますので。要するにこの作品は付与の特殊状況に対して人がどのように行動するのかによって進行していきます。そういう意味では、1(現在4まで上映されました。5は製作決定)が最もその特性を上手く生かしている気がします。
グロテスクです。ええ、それはもう。見てて痛々しいことこの上ない。その上、押さえつけられて無理やりだとかではなく、自分で自分の体を傷つける(多くは生き残るために)シーンなんてもう、筆舌に尽くしがたい…ですが、これは別にそんなシーンを楽しむ作品ではありません、断じて。驚くべきどんでん返し、緻密に編みこまれたトリック、それがラストシーンに全て明らかになる、あの「騙された!」という爽快感。それらをこそ楽しむ作品なのです。私も劇場で見ていて、「ああ、次回作出てももう見ない」と、グロテスクなシーンの数々に辟易していましたが、ラストの爽快感を味わったときには「何作品でも見るよ!」という気分になりました。あ、もちろんグロテスク耐性が全くない人にはオススメしませんけどね。ちゃんと目を見開いてトリックを探すくらいの気概で見るべきです。そうじゃないと面白くないです。
オススメは(もちろん順番に見るべきですけど)3です。1も2も4も誰かが嘘を吐いてますが、3では誰も嘘を吐いていません。言ってないことはありますが、嘘は吐いていません。なのに騙される。その点が素晴らしいです。
Do you wanna play game?
では、行ってらっしゃいませ。(坪田)