- 作者: 星新一
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1975/07/29
- メディア: 文庫
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星新一のショートショートです。36編あるのですべては(ry
案の定気に入ったの書きます。
肩の上の秘書
肩の上のインコが人間の代わりにしゃべってくれますよ。適当に言いたいことをつぶやくだけできっちりとした言葉に直して自分の代わりに言いたいことを伝えてくれるインコ。相手の言いたいことを要約して伝えてくれるインコ。このようなインコがいるとこんな感じの会話になります、、という話です。
なぜこの作品を選んだかといいますとね、インコ設定二番目に書いた相手の言いたいことをくみ取って簡潔にして教えてくれる機能がすごい欲しいなーと思ったからで。特に部室とかで。
インコの話す言葉がしっかりしすぎて長ったらしいためテンポが悪い、ことはなく。すごいリズム良く読めて楽しかったです。
宇宙のキツネ
何にでも化けられるキツネはすごい便利ですと。食料欠乏の時には牛や豚に化けさせ食べればいいし美女に化けさせれば宇宙で孤独を味わわなくて済む、と。実際連れていくとこうなりました、、という話です。
3ページの作品ですがしっかりオチて楽しいです。…しかしはたして、美女に化けさせれば宇宙で孤独を味わわなくて済む、のか?
オチはキツネTUEEEな感じですね。たまにこういう作品読みたくなります。
それにしても毎回しっかりオチますね。ほんと読みやすくて好きです星新一。
(小)