- 作者: 逢空万太,狐印
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2010/03/12
- メディア: 文庫
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遂に何度も名前だけが出てきていたハス太君が出てきます。しかも男の娘。しかも主人公に惚れる。母親も主人公のことを溺愛しているようだし、モテモテである。母親の設定も大概である。邪神ハンターのアルバイトをしているだけでなく、「ムスコニウム」が不足するとおかしなことを口走るのだという。当然ながらムスコニウムはこの母親の息子、つまり主人公の体内にある物質である。意味が分からん。今回ハスター星人さらにクトゥルー星人も出てくるので、まさか原作神話的に考えてクトゥルーとハスターの争いが始まるかと思えばなんのことはない、1〜3巻と同じくいつも通りのくだらない事件であり、あまりの安定っぷりに辟易するしかなかった。さすがである。今作も当然たくさんのクトゥルフな食材が出てくる。ヤギ肉といえばどんなヤギの肉かは分かる人にはすぐにピンと来るだろう。今回は宇宙CQCは『測り知れざる永劫のもとに死すら死するデンジャラススープレックスコンボ』の一つだけ、もはやツッコムのも野暮である。ハス太がレギュラーメンバーに加わるようでこれで八坂家には三人と一匹の地球外生命体が住み着くことになる。この調子で広がっていくと話を終わらせれるのか心配になってくるが、次巻以降も楽しみに待とうと思う。(toshi)